米GE株が4日続落、一時6ドル割れ-増資観測の否定で下げ渋る

4日のニューヨーク株式市場で は、総合電機・複合企業の米ゼネラル・エレクトリック(GE)の株 価が4日続落。一時は前日比18%安まで下げ、1991年来で初めて6 ドルを割り込んだ。同社の金融部門が増資を余儀なくされるとの懸念 から売り込まれた。

終値は前日比32セント(4.6%)安の6.69ドル。一時は5.73 ドルまで下げ、1991年12月以来の安値を更新したが、GEが電子メ ールで、増資が必要だとの見方は憶測に過ぎないとの見解を示した後 は下げ渋った。

債券ファンド最大手、米パシフィック・インベストメント・マネ ジメント(PIMCO)の共同最高投資責任者(CIO)、ビル・グ ロス氏は朝方、経済専門局CNBCとのインタビューで、GEの格付 け「AAA」が引き下げられるとの観測から、政府系ファンドが売り を浴びせており、クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場 でGEの社債保証コストを押し上げていると指摘した。

グロス氏は、「市場はAA領域への格下げを想定し始めてい る」と指摘。「たとえ格下げとなっても、GEには生命力があり、安 全で、社債は今後も流動性を有すると当社はみている」と付け加えた。

GEはこの後、投資家向けの電子メールで、近く増資を必要と しているとの見方は憶測に過ぎないと表明した。

同社はこの中で、「GEは近く増資を必要とするとの見方が最 近聞かれる」とした上で、「これは純然たる憶測であり、かつ不正確 である。何らかの当社からの情報に基づいたものではない。GEキャ ピタルが株式割当増資を必要とするとは予想していないが、仮にそう なったとしても、外部に資本を求めずに済む数々の選択肢がある」と 言明した。

GEは2月27日に、1938年以来で初めての減配を発表。年間 90億ドルの資金を留保することになったものの、アナリストらは格 下げを回避することはできないかもしれないとみている。

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