ヘッジファンド業界、今年の成績「過去最高」も-元LTCMパートナー

ヘッジファンド向けサービスを提供 するグローブオプ・ファイナンシャル・サービシズのハンス・ハフシュ ミット最高経営責任者(CEO)は4日、ヘッジファンド業界の業績は 今年回復し、過去最高となる可能性があるとの見方を示した。昨年の成 績は過去20年で最悪だった。

同氏は電話インタビューで、「2009年がヘッジファンドにとって過 去最高の年になっても驚かない」と語り、「ヘッジファンドにとって主 な競争相手だった投資銀行が姿を消したことと、相場の動向を組み合わ せて考えると、ヘッジファンドには収益機会がある」と説明した。

同氏は、ヘッジファンドからの資金流出は一段落しているもようだ と述べた。ピーク時に1兆9000億ドル(約190兆円)規模だった業界は 1兆4000億ドルまで縮小した。同氏によると、グローブオプは自社顧客 のファンドの償還額が3-6月に約100億ドルになると予想している。 前年同期に比べ多いものの、最近に比べると緩やかなペースだと同氏は 指摘した。グローブオプは顧客であるヘッジファンド(総額約910億ド ル)に対し、価値評価や株式登録などの管理サービスを提供する。

同氏はまた、過去のデータを見ると、ヘッジファンドの成績は最悪 の年の翌年に好調となる傾向があると指摘。調査会社ヘッジファンド・ リサーチ(HFR)の指数によれば、昨年は19%のマイナスだった。

今年1月の同指数はほぼ横ばい、2月はまだ統計がまとまっていな いものの、日々の指数によると0.4%マイナスだった。同月のS&P500 種株価指数は11%下落。1998年に破たんしたヘッジファンド、ロングタ ーム・キャピタル・マネジメント(LTCM)のパートナーだったハフ シュミット氏は、「ヘッジファンド業界が2月に持ちこたえれば、09年 全体についての良い兆候だ」と話した。

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