米預金保険基金は年内に枯渇も-ベアーFDIC総裁

米連邦預金保険公社(FDIC)の ベアー総裁は、銀行破たんが増加するなか、預金保険基金が年内に枯 渇する可能性があるとの見通しを示した。FDICが承認した新たな 保険料に対する銀行業界の反発を抑えるのが狙い。

ベアー総裁は、銀行業界にあてた2日付書簡で「預金保険基金は 年内に枯渇する可能性がある」と指摘。業界団体によると、国内の地 銀は約5000通の抗議文をFDICに送付する計画という。

同総裁は書簡で「経済環境が急速に悪化」しているため、2010年 にかけて「数多くの」銀行破たんが起きる可能性があると指摘。「近い 将来に大規模な保険料収入の増加がなければ、現在の試算では、基金 の残高はゼロに近づくことになる。マイナスになる場合もある」との 見通しを示した。

FDICは先週、銀行が破たんした場合に保証する預金額の上限 を25万ドルに引き上げたのに伴い、「緊急の」保険料を一時的に徴収 することなどを柱にした収入増強策を承認した。FDICによると、 昨年10-12月の預金保険基金の規模は189億ドルと、前期の346億ド ルのほぼ半分だった。

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