NEC:鹿児島の液晶パネル工場閉鎖、秋田に集約-590人削減へ(2)

通信機器メーカー国内最大手のN ECは4日、中小型の液晶パネルを製造する鹿児島県出水市の工場を 12月末に閉鎖し、秋田県の工場に生産を統合すると発表した。これら の再編に伴い、希望退職などで人員を来年3月末までに約590人削減 する。

1月末に発表した事業の抜本的な見直しの方針に沿ったもので、 固定費の削減を進めるのが目的。液晶パネルは子会社「NEC液晶テ クノロジー」(上野敏彦社長、本社・川崎市)が手掛けるが、生産機 能と本社機能の一部を秋田に集約、人員を1190人から600人に減ら す。

鹿児島工場では産業機器などに搭載する中小型品を製造している が、需要減と価格競争に見舞われており、矢野薫社長は1月末、「相 当厳しいのが実態。構造改革によって黒字に浮上できる見込みのある もの、ないものに分類して、ないものについてはエグジット(出口) を探す」としていた。

NECは今期(2009年3月期)の連結純損益が2900億円の赤字 (前期は227億円の黒字)に転落する見通しで、09年度末までにグル ープで2万人超の人員を削減し全社的な構造改革に着手すると発表。 不採算の欧州パソコン事業も秋までに撤退する。

NECの株価は前日比9円(4%)高の232円(午後2時38分現 在)。

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