豪州の社債保証コストが過去最高、GDP減少に反応-日本も上昇

4日のクレジット・デフォルト・ス ワップ(CDS)市場で、日本とオーストラリアの社債保証コストが上 昇。豪州の社債保証コストは過去最高を記録した。2008年10-12月 (第4四半期)の豪経済が市場予想に反し8年ぶりのマイナス成長とな ったことに反応した。

シティグループによれば、投資適格級の豪企業25社の社債に連動 するマークイットiTraxx豪州指数はシドニー時間午後1時(日本 時間午前11時)現在、13ベーシスポイント(bp、1bp=

0.01%)上昇の418bp。豪最大の投資銀行マッコーリー・グループ の優先債のCDSスプレッドは50bp拡大し、725bp。

ナショナル・オーストラリア銀行のクレジット調査責任者、マイ ケル・ブッシュ氏(メルボルン在勤)は「豪経済の減速の深刻さには皆 驚いている」と指摘。「株式相場は下げ、信用市場もこれに続いた。景 気悪化で、豪企業の信用状況には圧力がかかるだろう」と述べた。

豪統計局が4日発表した08年第4四半期GDPは前期比0.5%減 少。ブルームバーグ・ニュースがエコノミスト23人を対象に実施した 調査の予想中央値では0.2%増と見込まれていた。7-9月(第3四半 期)は同0.1%増だった。

クレディ・スイス・グループによれば、投資適格級の日本企業50 社の社債を基にしたマークイットiTraxx日本指数のスプレッドは 日本時間午前9時15分現在、15bp上昇し510bp。

トヨタ自動車の社債のCDSスプレッドは225bpとなっている。 (クレディ・スイス調べ)。ブルームバーグのデータによれば、前日は 223bp、2月初めは175bpだった。同社の金融子会社、トヨタファ イナンシャルサービス(TFS)は3日、公的融資の活用を検討してい ることを明らかにした。

CMAデータビジョンによれば、東日本旅客鉄道(JR東日本) の社債のCDSスプレッドは3日、20bp拡大し75bpとなった。

ICAPによれば、50の投資適格級発行体で構成するマークイッ トiTraxxアジア(日本除く)指数のスプレッドは、香港時間午前 10時15分(日本時間同11時15分)現在、ほぼ変わらずの473bp。

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