須田日銀委員:いざとなれば通常の政策ルールを逸脱する対応を

日本銀行の須田美矢子審議委員は4日 午前、京都市内で講演し、経済・物価情勢の先行きに対する下振れリス クがある程度顕在化した場合は「機動的で柔軟な対応」をとることも必 要、と述べた上で、「いざとなれば、通常の政策ルールを逸脱するほどの 思い切った策を打つ」との姿勢を示した。

須田委員は「株価が一段と下落するようなことがあれば、年度末に 向けて市場の緊張感を高めることにもなりかねない」と言明。さらに、 米欧経済の回復が遅くなれば、2009年度後半以降に景気が次第に持ち直 すという日銀の見通しも「下振れる可能性がある」と述べた。

景気の急速な落ち込みを受けて年度末の企業の資金繰りが逼迫(ひ っぱく)する可能性があるため、政府・日銀は企業金融支援を強化する 必要に迫られている。日銀はコマーシャルペーパー(CP)の買い取り を1月から開始。社債の買い取りもきょうから始める。政府も3日、外 国為替資金特別会計(外為特会)から国際協力銀行にドル資金を貸し付 けるなどの緊急対策を発表した。

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