日立物流株が急反発、新規案件貢献で来期も増収期待-CS証格上げ

日立系物流会社の日立物流の株価が 前日比6.9%高の930円と急反発。主力のシステム物流事業で新規顧客 開拓を積極化させており、景気悪化で既存顧客の取扱量が減少する逆風 下でも今期(2009年3月期)は増収を確保する見込み。新規案件の貢 献で来期増収益が期待できるとし、株価を見直す動きが出ている。

09年3月期の連結売上高は前期比5%増の3550億円となる見込み。 既存顧客向けの落ち込みが響いて期初予想からは減額されたものの、企 業物流を包括的に受託するシステム物流(3PL)で食品関連顧客など の新規案件が貢献し、増収基調を継続する計画だ。

クレディ・スイス証券の板崎王亮アナリストは3日付リポートにお いて、「システム物流は、新規受注件数が08年4-12月期累計で前年 より3件多い30件に達し、新規業務立上げ件数も通期会社見込みで38 件(前期実績26件)と好調」と評価。来期についても、見込み顧客と 商談中の案件150件以上を確保しているとし、「既存客の減収がある 程度継続しても、トップラインは底堅く推移するだろう」とみる。

会社側では今期の連結純利益を前期比3.2%減の75億円と、3期 ぶりの減益を見込んでいる。板崎アナリストは来期について「用車下払 いコストや燃料費の低減なども見込まれ、利益の大幅な落ち込みは考え にくい」ことから、78億円と増益を予想。目標株価1190円に対し、現 状株価からの上値余地が大きいとし、投資判断を「ニュートラル」から 「アウトパフォーム」へ引き上げた。

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