Fリテイリ株が続伸、2月もユニクロ販売好調-クレディS証は格上げ

カジュアル衣料ブランド「ユニク ロ」を展開するファーストリテイリングの株価が一時、前日比3.8%高 の9740円と続伸。同社は3日、2月の国内ユニクロの既存店売上高が 前年同月比4.2%増えたと発表した。例年に比べ暖冬だったこともあり、 早めに投入したパーカーやカラージーンズなど春物衣料の立ち上がりが 順調。前年実績を4カ月連続で上回ったことが好感された。

クレディスイス証券の村田大郎アナリストは3日、小売株全体の バリュエーション下落の影響を勘案し、Fリテイリの目標株価を従来の 1万2500円から来期PER(株価収益率)19.5倍の1万1000円に引 き下げた。しかし、PER19倍強は突出した好業績を考慮し、現在の 主要専門店平均値に対して50%のプレミアムを付与した水準。投資判 断は「中立」から「アウトパフォーム」に引き上げている。

販売急減リスク限られる

村田氏は同日付のメモで、未曾有の消費不況で販売不振の同業他 社が続出する中、Fリテイリは「圧倒的な業績好調が継続」していると 指摘、「今後も機能・色・デザインを打ち出した各種キャンペーン効果、 不況下のシェア上昇傾向が続き、同社の販売が大きく悪化するリスクは 限定的」との見方を示した。

2月の月次動向と同時に会社側が発表した上期(2008年9月-09 年2月)の既存店売上高は、前年同期比12.9%増と計画の9.6%増を 大幅に上回った。発熱保温衣料「ヒートテック」は品切れする店舗も出 るほどの人気となった。

下期の既存店売上高について、Fリテイリは前期比1%増を計画。 これに対し、クレディS証の村田氏は4%増を見込む。市場環境は厳し くなると見られるものの、会社側は3月以降もカラージーンズの販売を 促進、ジャケットを含む女性向け商品の品ぞろえを拡充するなどし、売 り上げ増につなげたい意向だ。

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