【個別銘柄】中国、自動車、玩具、ABC、バルス、Uアロズ、CSK

4日の日本株市場における材料銘柄 の動きは以下の通り。

中国関連株:コマツ(6301)が3.1%高の1036円、クボタ (6326)が4.7%高の493円、JFEホールディングス(5411)が

5.4%高の2155円など。2月の中国製造業購買担当者指数(PMI) が3カ月連続で上昇したほか、昨年11月に発表した4兆元を上回る規 模に景気対策を拡大する見通しだとロイター通信が報道したことを受け、 中国での需要拡大期待が広がった。

自動車株:トヨタ自動車(7203)が2.5%安の2985円と、終値で は1カ月ぶりの3000円割れ。ホンダ(7267)も3.5%安の2205円と 下げた。米分析会社オートデータによれば、2月の米自動車販売台数は 年率換算で910万台と前年同月の1540万台から大幅に減少。1981年 12月以来で最悪となった。日本メーカーは、トヨタが前年同月比40% 減、ホンダが38%減、日産自動車(7201)が37%減だった。

玩具・幼児用品メーカー株:午後に入ってタカラトミー(7867) が一時4.1%高の384円、バンダイナムコホールディングス(7832) が5.1%高の944円、西松屋チェーン(7545)が8.4%高の661円ま で買われた。2兆円規模の定額給付金の支給に必要な財源を賄う2008 年度第2次補正予算関連法が4日午後、衆院本会議で与党の3分の2の 賛成で成立した。みずほ証券の北岡智哉ストラテジストによると、10 年前の地域振興券配布時の経験則などから、「今回の給付金でも子供保 有世帯が優遇され、振興券の連想が働きやすい」という。

ファーストリテイリング(9983):1.5%高の9520円と続伸。春 物商品の販売が好調で、2月の国内ユニクロ既存店売上高が前年同月比

4.2%増となった。4カ月連続のプラスで、上期の既存店売上高は前年 同期比12.9%増。クレディ・スイス証券では、投資判断を「中立」か ら「アウトパフォーム」に引き上げている。

エービーシー・マート(2670):7%安の1911円と大幅続落し、 約1年ぶりの安値。2月の既存店売上高は前年同月比8.1%減となった。 客数が同5.7%減、客単価は2.5%減。前年のうるう年反動、後半の寒 さによる悪天候、景況感の悪化による買い控え傾向が響いた。

バルス(2738):9%高の9万500円。8500株(発行済株式数の

5.2%)、10億円を上限に自社株買いを実施する。出店数の減少で手元 資金に余裕が出来るため。一方、2月の既存店売上高は前年同月比 13%減だった。2けた減は2004年8月以来、4年半ぶり。

ユナイテッドアローズ(7606):7.7%高の516円と急反発。第2 のレーベルで実験的に価格帯のすそ野を広げた取り組みを行っており、 同レーベルの女性向け売り上げが好調だ。利用しやすいように、株主優 待を拡充すると午前に発表したことも好感された。3日に発表した2月 の既存店売上高は前年同月比7.4%減だった。

セブン&アイ・ホールディングス(3382):2.9%高の2100円。 前期(2009年2月期)の期末配当を従来予想比2円増の29円と修正。 年間配当は56円(前期は54円)となる。一方、前期連結純利益は前 の期と比べ30%減の910億円になったもよう。従来予想は1370億円、 百貨店事業の構造改革に伴う損失や有価証券評価損などが膨らんだ。

ローソン(2651):2.4%安の4120円と反落。今月下旬に買収す るエーエム・ピーエム・ジャパン(am/pm)の店舗改装などに、今 後2年で最大150億円を投じる、と4日付の日本経済新聞朝刊が報じ た。投資負担の重さが意識されているほか、個人消費の落ち込みの影響 に対する警戒感も根強い。

家電量販店株:ヤマダ電機(9831)が4.6%安の3530円、コジマ (7513)が3.3%安の208円など。4日付の日本経済新聞朝刊による と、09年度に軒並み新規出店を抑制する。大手8社の合計新規出店数 は110-120店と08年度見込み比で約2割減る。各社とも減少か横ば い、一斉の抑制は業界再編で02年に大手が現在の体制になってから初 めてという。

JSR(4185):2.6%高の1161円と続伸。ゴールドマン・サッ クス証券の横尾尚昭シニアアナリストは4日付の投資家メモで、化学セ クターについて「コモディティ系は業績のボトムと回復テンポが見えな い点で不安が残るのに対し、電子材料は数量増とともに業績がボトムア ウトするタイミングが近づいている」と指摘。同証ではJSRを買い推 奨し、目標株価は1300円としている。

新日本空調(1952):3.5%安の659円と続落。株式相場の下落に より保有する有価証券の評価損が膨らみ、09年3月期の連結最終損益 予想を当初計画の10億円の黒字から4億円の赤字に下方修正した。

東日本旅客鉄道(JR東日本、9020):1.1%安の5570円と3日 続落。2月の鉄道営業収入(速報)は前年同月比8.6%減となった。内 訳を見ると、定期券利用者の営業収入は同2.3%減にとどまったのに対 し、定期外が同10%減と落ち込みが目立った。

タカラバイオ(4974)9.9%高の19万1800円と大幅続伸。再生 医療への応用が期待される新型万能細胞(iPS細胞)の作製効率を高 める試薬の開発に成功、3月30日から同試薬を販売する。同社の技術 力の高さやiPS細胞の将来性などを評価する向きから買いが入った。

イビデン(4062):7.9%高の2065円。バークレイズ・キャピタ ル証券が3日付で、投資判断を「オーバーウエート」で継続すると同時 に、目標株価を1800円から2260円に引き上げた。同証が投資判断を 「アンダーウエート」で据え置いたまま、目標株価を300円から330 円に引き上げた日本特殊陶業(5334)も7.4%高の814円と買われた。

日立物流(9086):5.1%高の914円と3営業日ぶりに反発。クレ ディ・スイス証券が3日付で、投資判断を「中立」から「アウトパフォ ーム」に引き上げた。同証では、主力のシステム物流事業で新規顧客開 拓を積極化させており、景気悪化で既存顧客の取扱量が減少する逆風下 でも今期(2009年3月期)は増収を確保する見込みと分析している。

山武(6845):1.1%安の1538円と3日続落。メリルリンチ日本 証券が3日付で、投資判断を「買い」から「アンダーパフォーム」に、 目標株価を3200円から1400円に引き下げた。

小林製薬(4967):3%高の3400円と続伸。日興シティグループ 証券では、景況感悪化への対応など迅速な経営手腕を評価し、投資判断 を「中立」から「買い」に引き上げている。

ハマキョウレックス(9037):1.3%高の1712円と4営業日ぶり に反発。4日付の日経新聞朝刊によると、同社では「収支日計表」と呼 ぶ簡単な損益計算書を全国各地の物流センターで作成、現場がリアルタ イムで日々の損益を把握し、機動的な費用削減に成功しているという。

西松建設(1820):8.6%安の74円と大幅に4日続落。民主党の 小沢一郎代表の政治団体「陸山会」が、西松建からの迂回(うかい)献 金と知りながら献金を受け取っていた疑いが強まり、東京地検特捜部は 3日、小沢氏の公設第一秘書で陸山会の会計責任者、大久保隆規容疑者 ら3人を政治資金規正法違反の容疑で逮捕した。

大正製薬(4535):5.3%高の1800円と3営業日ぶりに反発。 600万株(発行済株式数の2.1%)、100億円を上限とする自社株買い を実施すると発表した。取得期間は3月9日から6月30日まで。

日立製作所(6501):2.9%高の249円と続伸。4日付の日本経済 新聞朝刊によると、4月から毎月平日のうち1日を無給の休日にする方 針を決め、労働組合に提案した。対象は間接部門を含む国内の全社員約 4万人(単体ベース)で、月額賃金は3-5%減る見込みという。

CSKホールディングス(9737):28%安の122円まで下げ、2 日ぶりに上場来安値を更新した。2月27日に一部夕刊紙報道をきっか けに株価がストップ安となり、同日夜に「主力取引銀行の協力で財務健 全化に努めている」などの声明を発表したが、不安定な動きが続く。三 菱UFJフィナンシャル・グループが、保有するCSK株を発行済み株 式の8.75%から4.42%に引き下げたことが3日明らかになっている。

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