豪州10-12月期GDP:前期比0.5%減-8年ぶりマイナス(3)

オーストラリア統計局が4日発表 した2008年10-12月(第4四半期)の国内総生産(GDP)伸び率 は、市場予想に反して8年ぶりのマイナスとなった。輸出や住宅セク ターが低迷するなか、豪準備銀行(RBA)に対する追加利下げ圧力 が強まりそうだ。

第4四半期のGDPは前期比0.5%の減少。ブルームバーグ・ニ ュースがエコノミスト23人を対象に実施した調査の予想中央値では、

0.2%増と見込まれていた。7-9月(第3四半期)は同0.1%増だ った。GDP発表後、外国為替市場で豪ドル相場は下落した。

消費や投資が後退し、住宅価格が下落、建設業が低迷するなかで、 豪経済は20年ぶりのリセッション(景気後退)に直面。RBAは昨 年9月以降、政策金利を合計4ポイント引き下げ、45年ぶり低水準 とした。RBAのスティーブンス総裁は3日の政策決定会合では金利 を3.25%で据え置き、今年の経済成長は880億豪ドル(約5兆4600 億円)規模の財政出動によって支えられるとの見通しを示した。

ナショナル・オーストラリア銀行のチーフ・マーケッツエコノミ スト、ロブ・ヘンダーソン氏は「今まさに最悪の状況にある」とした 上で「目立った景気回復は今年10-12月(第4四半期)まで見られ ないと予想している」と語った。

第4四半期GDPは前年同期比では0.3%増加。景気拡大は昨年 までで17年に及んだ。

豪ドルはGDP発表後に下落し、シドニー時間午前11時35分 (日本時間同9時35分)時点で1豪ドル=0.6317米ドル。アジア時 間の前日遅くの水準を1.6%下回っている。発表前は同0.6378米ド ルで推移していた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE