米S&P:格下げの公算大きい企業は過去最悪の977社-信用状況悪化

米格付け会社スタンダード・アン ド・プアーズ(S&P)によると、格下げの公算の大きい企業の数が2 月に世界全体で977社と過去最大を記録した。信用状況の悪化が背景に ある。

ダイアン・バザ氏率いるS&Pのアナリストらが3日発表したリポ ートによると、格下げの可能性があるか、格付け見通しを「ネガティブ (弱含み)」とした企業数は1月の936社から増加した。2008年2月は 700社だった。今年2月の格下げの公算の大きい企業の合計は、同社が 格付けする発行体総数の29%を占め、少なくとも1995年以降で最大。 米企業はそのうち59%を占めた。

バザ氏はリポートで、「リセッション入りで格下げ傾向の強まりが 確認された。悪化傾向が徐々に強まっているのが特徴だ」とし、「世界 経済の安定化に向けた世界各国政府による最近の協調行動は、信用状 況や景気を改善させるだろうが、効果が表れるまでに多少の時間が必 要だろう」と指摘した。

業種別でみた格下げの公算の大きい企業数は、銀行が114社、メデ ィア・娯楽が111社、消費者製品が74社と目立った。格付け別では、 投資適格級を5段階下回る「B」格付け企業が最も多く、150社だった。

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