バルス株がストップ高、自社株買いを決定-既存店売上高は低迷(2)

生活雑貨店「フランフラン」を展開 するバルスの株価が、前日比12%高の9万3000円と値幅制限いっぱ いのストップ高まで買われた。出店数の減少で手元資金に余裕が出来る ことから、発行済株式数の5.2%にあたる自社株買いを行うとの方針を 発表。株式需給の改善期待に加え、会社側の業績先行きへの自信の表れ としても評価された。午前終値は11%高の9万2000円。

会社側の3日発表によると、自社株買いは8500株、10億円を上限 とする。取得期間は3月10日から31日まで。同社の佐野一幸執行役 員は「今期(2010年1月期)の出店数はかなり減らす計画で、資金的 に余裕が出てくる。もし株価が軟調に推移するなら、自社株は投資先と して1つの選択肢になる」と述べた。前期の単体出店数は28店と過去 最高だった。今期の出店計画は決算発表時に明らかにするとしている。

一方、同時に発表した2月の既存店売上高は前年同月比13%減だっ た。2けた減は04年8月以来、4年半ぶり。客数が同6.6%減となっ たほか、客単価も6.8%低下した。前年に比べて営業日が少ないうるう 年による影響は2-3%という。

既存店売上高の落ち込みの原因について、佐野氏は「外部環境の悪 化で特に都市部で買い物そのものをしない傾向が強まり、来客数が落ち 込んでいることが響いた」と分析。3月以降も外部環境が短期的に改善 するとは考えづらいとし、「売り上げ確保が困難なことから、粗利率改 善やコスト削減で利益確保に注力したい」(同氏)としていた。

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