AIGの問題資産、11月救済に先立つ数週間で価値が100億ドル減

米政府の公的管理下にある保険会社 アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)は帳簿上の問題 資産について、昨年11月の米政府救済に先立つ数週間に約100億ド ル(約9800億円)の価値を失っていたことを明らかにした。この資 産悪化ペースは、AIGや納税者の損失がさらに急増する前兆となり そうだ。

政府の新たな支援策と併せて2日発表された今回の損失は、「包括 的な解決策」との触れ込みだった以前の支援が初めから成功の見込み がなかった可能性を示唆している。AIGの2008年10-12月(第 4四半期)決算は損失が617億ドルと、米企業として過去最悪の赤字 だった。アナリストらによると、新たな支援は今後の損失補てんに十 分でない恐れがある。

調査会社グラディエント・アナリティクスのドン・ビックレー執 行副社長は「非常に短期間に相当悪化している」と指摘。「四半期ごと に最低限の損失を計上しているようなものだ。ただ、その先がどうな るかはお分かりだろう。四半期ごとに追加支援を受けざるを得なくな る」と述べた。

11月10日発表の救済策の一環として、米連邦準備制度理事会(F RB)はAIGから資産を買い上げる有限責任会社を設立。同社の取 得対象となった資産1000億ドル相当について、AIGは昨年10月 の1カ月間で99億ドルを失った。

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