短期市場:翌日物0.10%前後か、年度末越えの調達金利に低下圧力も

短期金融市場の無担保コール翌日 物は0.10%前後か。日本銀行の潤沢な資金供給が続くなか、金融機関 や企業の年度末に向けた資金繰りにもめどが付き始めているとみられ、 年度内の取引には資金余剰感が出ている。年度末を越える調達金利に も低下圧力がかかりそうだ。

3日の翌日物の加重平均金利は0.2ベーシスポイント(bp)上昇 の0.101%。大手銀行や地方銀行、外国銀行の調達で0.08-0.11%と 横ばい圏の取引だった。朝方の調達が一巡すると取引は閑散になった。 年度内に期日を迎える3週間物で0.13%の取引も成立した。

国内大手銀行の資金担当者は、全体的な資金量の潤沢さを実感し ており、年度末越えの資金も需給が締まっている感じはしないと指摘。 銀行と証券で調達水準が二極化しているものの、大手金融機関で資金 を取り上がるような動きは見られないという。

足元資金の余剰感が強まるなか、翌日物取引は減少傾向が見られ る。短資協会が公表した2日の無担保コール取引残高は6兆6105億円 と、約1カ月ぶりの低水準になった。レポ(現金担保付債券貸借)で は0.11%前後で余剰資金の運用意欲が強い。

無担保コール取引は、年度内に期日を迎える1-3週間物が

0.15%以下の水準に抑えられている。年度末をまたぐ1カ月程度の取 引は証券会社で0.9%以上の調達が根強い一方、銀行の調達希望水準は

0.35-0.45%程度まで下がっており、無担保資金の調達意欲も低下し ているとの指摘が聞かれる。

準備預金9.3兆円の見込み

午前9時20分の即日実行の定例金融調節が見送られた場合、この 日の当座預金は1000億円減の12兆6000億円程度、準備預金(除く ゆうちょ銀)は横ばいの9兆3000億円程度になる見込み。短資会社各 社の予想では、即日の金融調節は見送られるとの見方が多い。

準備預金の必要積立額(1日平均)3兆6600億円と積み終了先 3兆9800億円から推計した中立水準は7兆6000億円程度になる。

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