カナダ・ドル:一時3カ月ぶり安値、中銀は政策金利を過去最低に下げ

3日の外国為替市場では、カナ ダ・ドルが一時3カ月ぶりの安値に下落した。カナダ銀行(中央銀行) はこの日、政策金利を過去最低の0.5%に引き下げるとともに、景気て こ入れを目指し、金利以外の政策手段を利用する可能性を示唆した。

TDセキュリティーズのチーフ・エコノミクス・ストラテジスト、 エリック・ラッセルズ氏(トロント在勤)は「カナダ銀行は予想通りの 利下げを実施したが、声明は極めてハト派的で、特に量的緩和の可能性 を詳説していた。これは一部の為替市場のプレーヤーを動揺させ、カナ ダ・ドルから資金を引き揚げさせた」と分析した。

ただ、カナダの輸出収入の約1割を占める原油が1バレル=41ド ルを超える水準に値上がりしたことや、北米株式相場の一時的な上昇が 好感され、カナダ・ドルは下げ渋った。トロント時間午後4時30分 (日本時間4日午前6時30分)現在、カナダ・ドルは前日比ほぼ変わ らずの1米ドル=1.2929カナダ・ドル(1カナダ・ドル=0.7735米 ドル)。一時は1.2975カナダ・ドルと、昨年12月5日以来の安値を 付ける場面もあった。2日は1.2934カナダ・ドルだった。

カナダ国債市場では、2年物国債(表面利率2.75%、2010年12 月償還)の利回りは8ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低 下の0.97%。価格は14セント上昇し103.07カナダ・ドル。

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