米BOAを「A」に格下げ、見通しは「ネガティブ」-S&P(2)

米格付け会社スタンダード・アンド ・プアーズ(S&P)は3日、米銀最大手バンク・オブ・アメリカ(B OA)の格付けを「A+」から「A」に1段階引き下げた。景気低迷 や買収したメリルリンチとの統合作業で収益が抑制されることが理由。

S&Pのアナリスト、ジョン・バートコ氏は3日付リポートで、 「BOAの業績に対する圧力は、(前回格下げした)昨年12月19日 時点の当社の想定よりもさらに強まる見通しだ」と述べ、主力の消費 者向け金融事業が原因で信用力が低下しているほか、経営陣はメリル リンチ買収で注意散漫になっていると指摘した。S&Pは格付け見通 しを一段の格下げの可能性を示す「ネガティブ(弱含み)」とした。

BOAは昨年10-12月(第4四半期)に17年ぶりの赤字を発 表した。住宅ローンや消費者向けローンで返済遅滞が増えたことが背 景にある。メリル含めてBOAは米金融安定化法に基づき計450億ド ルの公的資金の注入を受けたほか、1180億ドルのローン・証券の損 失に対し政府保証を確保している。

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