ガイトナー米財務長官:金融安定化計画、「一段のコスト」が必要も

ガイトナー米財務長官は3日、下 院歳入委員会で証言し、銀行救済計画で必要な資金が現在の7000億 ドルを超える可能性があるとの見方を示した。同長官はまた、税金を 逃れようとする企業や個人への取り締まり強化を約束した。

同長官はオバマ政権の2010年度の予算について証言し、追加支 援策の適切な規模や形態を決める上で議会と協議する意向を表明した。

さらに「金融システムの安定化に向けた努力はすでに高くついて いるが、さらにコストが膨らむ恐れがある」と発言した。

税金逃れにオフショア口座を利用する企業や資産家の取り締まり については、数カ月以内に「一連の法的措置と執行手段」を打ち出す 考えであることを明らかにした。

オバマ大統領は先週、議会に提出した予算教書で、金融救済の追 加資金として2500億ドルを「仮抑え」の格好で求めた。ガイトナー 長官はこれについて、「具体的な要請ではない」と語った。

最近、立法化された景気対策については、今後2年間で少なくと も350万人の雇用を維持あるいは創出すると予想。今年の国内総生産 (GDP)をほぼ1ポイント、2010年のGDPを3.2ポイント押し 上げるとの見通しを示した。さらに、景気は2011年までに回復する と予想した。

ガイトナー長官はまた、投資パートナーシップの経営陣が受け取 る「キャリード・インタレスト」と呼ばれる投資成功報酬に最高

39.6%の通常の所得税税率を課し、税率を引き上げる計画にも言及し た。現在はこうした報酬にはキャピタルゲイン(値上がり益)税の 15%が適用されている。

同長官は「個人の職種が教師であろうとヘッジファンドの運用者 であろうと、公平に扱う税制にする」と話した。

原題:Geithner Says U.S. Financial Rescue ‘Might

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