米AIGをグリーンバーグ氏が提訴-株価「つり上げ」を主張

米政府の公的管理下にある保険大 手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)のモーリス・ グリーンバーグ元最高経営責任者(CEO)は2日、証券詐欺を働い たとして、同社を相手取る訴訟をマンハッタンの米連邦地裁に起こし た。同社が同日発表した四半期決算は米企業史上最悪の赤字だった。

元会長でもあるグリーンバーグ氏は、AIGによる「重要事項の 不実告知と不作為」が原因で、繰り延べ報酬として同社株を「人工的 に高く設定された価格」で購入することになったと主張した。

AIGのエドワード・リディCEOは、同日のブルームバーグテ レビジョンとのインタビューで、同社が現在抱える問題の一部責任は グリーンバーグ氏にあると指摘。300億ドル超の評価損をもたらし、 政府支援受け入れを余儀なくさせたデリバティブ(金融派生商品)を 販売した金融商品部門の形成に同氏がかかわっていたと説明した。

訴状によると、グリーンバーグ氏はAIGによる重要事項の告知 がなかったため、同社株保有で不当に高い所得税を支払う結果になっ たと主張。告知があった場合の適正価格と実際の株式購入額の差額の 返還のほか、所得税を余分に支払ったとして、これの払い戻しも求め ている。

AIGの広報担当、クリスティーナ・プレット氏はグリーンバー グ氏の主張には根拠がないとして、同社が争う方針を示した。

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