債券相場は上げ幅やや縮小、株価持ち直しが重し-10年入札結果順調

債券相場は上げ幅をやや縮めてい る。午後零時45分に発表された10年利付国債の入札結果は、予想通 りに順調だったが、株式市場で日経平均株価が一時上昇に転じるなど急 速に持ち直したことが重しになっている。

大和住銀投信投資顧問の伊藤一弥国内債券運用第2グループリーダ ーは、「10年債入札は良好な結果となり、ポジティブな要因となるは ずだが、日経平均が急速に下げ渋っており、相場は上げ幅を若干縮め た」と述べた。日経平均は朝方に200円近く下げたが、その後は下げ 幅を縮めており、午後1時過ぎにはプラスに転じる場面もあった。

財務省がこの日実施した表面利率(クーポン)1.3%の10年利付 国債(299回債、3月発行)の入札結果では、最低落札価格が100円 00銭、平均落札価格は100円3銭となった。

最低価格は、市場予想(100円00銭)と一致し、最低と平均落札 価格の差である「テール」は3銭となり、前回債の17銭から縮小した。 応札倍率は2.93倍と、前回債の2.20倍から上昇した。

東京先物市場で中心限月3月物は、午後の取引開始後は139円35 銭付近で推移していたが、売りがやや優勢になると一時は5銭高い139 円20銭まで伸び悩んだ。その後は139円30銭付近で推移している。 3月物の午後1時29分時点での売買高は1兆7401億円程度。

また、現物債市場で10年物の298回債利回りは、前日比1ベー シスポイント(bp)低い1.285%で取引されている。

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