日経平均が一時上昇転換、自動車株切り返す-資源関連の下落は続く

午後の東京株式相場は、日経平均株 価が一時プラス転じた。政府による株価対策期待が広がっている上、シ カゴ24時間電子取引システム(GLOBEX)で米国株指数先物が上 昇していることから、3日の米株式相場の反発を見込んで先物中心に買 い戻しの動きが出ている。

トヨタ自動車など自動車株、テルモなど精密機器株が午前の取引終 了間際からの流れを引き継いで切り返す動き。セブン&アイ・ホールデ ィングスなど小売株、野村ホールディングスなど証券株、クボタなど機 械株、旭硝子などガラス・土石製品株も高い。

SMBCフレンド証券の中西文行ストラテジストによると、「きょ うの日経平均は7000円割れかと思ったが、『必要以上の株価下落は看 過できない』という与謝野馨財務・金融・経済財政担当相の午前の発言 を受け、株価対策の期待が高まった」という。

午後1時13分現在の日経平均株価は、前日比9円52銭(0.1%) 安の7270円63銭。TOPIXは同5.15ポイント(0.7%)安の

729.44。東証1部の騰落銘柄状況は値下がり1006、値上がり518。

また午前の終了間際には、ウォール・ストリート・ジャーナル電子 版が「オバマ政権は金融危機の根底にある不良債権や不良資産を買い取 るために複数のファンドを設立する方向性で検討している」と報道。バ ッドバンク設立の進展期待から、金融システム不安がやや後退している。

一方、海外原油相場の大幅下落を背景に、国際石油開発帝石など鉱 業株、新日本石油など石油・石炭製品株、三井物産など大手商社株とい った資源関連株は引き続き安い。NTTや東京電力などディフェンシブ 銘柄も軟調だ。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE