豪中銀:政策金利3.25%に据え置き-変更なしは7カ月ぶり(3)

オーストラリア準備銀行(RB A)は3日の政策決定会合で、政策金利である翌日物オフィシャル・ キャッシュレートを3.25%で据え置いた。政策金利が変更されなか ったのは過去7カ月間で初めて。約40年ぶり低水準の政策金利と政 府の財政出動が同国経済を支援していることを理由に挙げた。

ブルームバーグ・ニュースがエコノミスト18人を対象に実施し た調査では、4人が据え置きを見込んでいた。このほか、0.25ポイ ントの利下げと0.5ポイントの利下げの予想がそれぞれ7人だった。

RBAが昨年9月から今年2月までの間に政策金利を計4ポイ ント引き下げたほか、政府が総額880億豪ドル規模の景気対策を発 表したことを受け、豪経済は世界的なリセッション(景気後退)をぎ りぎりのところで回避できる可能性がある。ブルームバーグのエコノ ミスト調査によれば、4日に発表される昨年10-12月(第4四半 期)の豪成長率は0.2%と予想されている。

RBAのスティーブンス総裁は声明で、「豪経済は他の国々で見 られているような大幅な縮小局面にはまだ陥っていない」と指摘した。 同総裁は利下げと政府の財政出動が経済に「重要な支援」を提供する との見通しを示した。

ナショナル・オーストラリア銀行のシニアエコノミスト、デー ビッド・デガリス氏(シドニー在勤)は、この日のRBAの決定につ いて、「政策金利が、恐らく今後数カ月間にわたり据え置かれるとの メッセージを伝えている」と指摘。「RBAは世界経済の動向を考慮 した上で、これまでの政策が十分に景気の下支えとなるかどうかを見 極めようとしている」と語った。

豪ドルは対米ドルで、シドニー時間午後3時45分(日本時間同 1時45分)現在、1豪ドル=0.6397米ドルと、政策金利発表直前 の0.6345米ドルから上昇している。

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