積ハウス株が24年ぶり安値、開発一巡で不動産不況警戒-大幅減益計画

戸建住宅やマンションを手掛ける積 水ハウスの株価が続落。同社が2日に発表した今期(2010年1月期)の 業績予想では、景気悪化で都市再開発事業が減少するほか、分譲マンシ ョンも低迷し、大幅な減益が続く見通し。業績回復には時間がかかると して、積極的な投資が手控えられている。

株価は前日比4.9%安の604円まで下げ、1985年5月以来、ほぼ24 年ぶりの安値を更新した。

今期の連結営業利益予想は前期比47%減の390億円。09年1月期は 前の期比33%減の740億円だった。売上高は1兆4600億円と、前期よ り3.6%減る見通し。部門別の売上高計画(単体ベース)を見ると、不 動産販売にある都市再開発事業は大型物件が一巡するため、同97%減の 17億円と大幅に落ち込む見通し。分譲マンション土地・建物も減少を予 想している。

積ハウスは富裕層向けのハイエンドな価格帯で強みを持つものの、 これらの戸建住宅需要が低迷している。野村証券金融経済研究所の福島 大輔アナリストは「普及価格帯や一次取得者向けの戸建住宅や、相対的 に堅調な賃貸住宅市場に注力してきたが、全体をけん引するには至らな い。当面は同じような厳しい事業環境が続く」(2日付の投資家向けメ モ)との見方だ。

野村証では今期の連結営業利益予想をこれまでの690億円から390 億円に見直した。11年1月期の業績予想を基に業界平均PER(12倍) に相当する評価が妥当とし、目標株価を750円から670円に引き下げた。

ブルームバーグ・データによると、野村証以外に2人のアナリスト が今期業績予想を下方修正した。350億円と会社計画を下回る水準を予 想するアナリストもおり、一段の業績悪化が警戒される。

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