マルニチH株が急落、水産品に価格下げ圧力-営業益予想を16%減額

水産最大手のマルハニチロホールデ ィングスの株価が前日比6.9%安の108円と急落。個人消費低迷によっ て水産品全般の価格に下げ圧力が強まっており、収益の悪化要因となっ ている。今期(2009年3月期)の連結営業利益は従来予想を16%下回 る見通しとなり、業績失望から売りが膨らんでいる。

会社側が2日に発表した09年3月期の連結営業利益予想は前期比 23%増の160億円(従来予想190億円)で、これまでより増益幅が縮 小する見込みとなった。有価証券評価損約70億円の計上から、最終赤 字は60億円(同5億円)に拡大する。

同社の川文人広報IR部長は「10月以降の円高は、中長期的には 買付単価の低下となってプラスに働くが、短期的には仕入価格が高い在 庫にも買い控えや販売価格の低下圧力がかかりやすくなる影響がある」 と説明する。このため、円高にあわせて小売店が「円高還元セール」な どを実施すると、「仕入れから販売までのタイムラグの関係から、短期 的には利幅が減少する」(同氏)という。

ニチロとの統合効果から09年1-3月期は前年同期に比べて利益 の上乗せを見込んでいたが、「個人消費の低迷で高価格品が売れないな どの影響もあり、逆に4-12月期までの貯金を使うことになりそう だ」(川氏)としている。

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