短期市場:翌日物は弱含み、資金余剰で調達弱い-日銀現先オペ縮小

短期金融市場の無担保コール翌日物は

0.08%付近まで弱含み。日本銀行の潤沢な資金供給が続くなか、銀行は準備預 金の積み上げが進んでおり、手元資金の余剰から調達意欲が弱い。前日は加重 平均金利が利下げ後初めて補完当座預金金利0.1%を下回った。

翌日物は一部の大手、地方銀行の調達で0.09-0.11%から取引開始。一巡 後は調達水準が0.08%まで引き下げられて取引されている。前日の加重平均は

0.099%と、ゼロ金利政策の解除直後となる2006年7月14日以来の低水準だっ た。朝方のレポ(現金担保付債券貸借)は0.11-0.12%で推移。

日銀が午前9時20分の即日実行の定例金融調節を見送り、この日の当座預 金は6000億円減の12兆6000億円程度、準備預金(除くゆうちょ銀)は6000 億円減の9兆3000億円程度になる。準備預金の必要積立額(1日平均)は3兆 7700億円。

日銀当座預金残高が13兆-14兆円程度と、通常日でも資金需要の高まる 四半期末のレベルで維持されており、4日の税揚げの資金不足日の影響も見ら れない。1月下旬から日銀の金融調節姿勢が緩和的になり、2月分の積み期間 (2月16日-3月15日)半ばにして積みの進ちょく率かい離幅が11%まで拡 大。この積み期間中は調達意欲が高まらないとみられている。

現先オペを減額-レポ低位安定

資金余剰に伴う運用意欲は、レポ(現金担保付債券貸借)やターム(期 日)物にも表れている。総額5兆円の国債買い現先オペが連日実施されるなか、 レポは0.11%前後と、無担保コール翌日物との格差が縮小している。期日が13 日の積み最終日を越える無担保コール2週間物も0.1%台前半で低位安定して いる。

日銀は午前9時30分、スポットネクスト物(3月5日-6日)の国債買い 現先オペを前日より5000億円少ない3兆5000億円に減額した。1週間物(3 月5日-12日)の同オペは1兆円で横ばいとなる。前日のスポットネクスト物 の平均落札金利は0.120%、1週間物は0.143%だった。

市場では、日銀は年度末に向けて資金供給を一段と増やすと予想されてお り、年度内は資金余剰感が強まりそうだ。前日に実施された年度末越えの本店 共通担保オペ(期日6月3日)の最低落札金利は1ベーシスポイント(bp)低 下の0.21%。国庫短期証券(TB)3カ月物利回りは1.5bp低い0.26%まで買 われている。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE