社債相場が昨年10月以来の下落-投資家は「巣ごもり」再開

【記者:Bryan Keogh】

3月3日(ブルームバーグ:2月の社債相場は昨年10月以来で初 の下落となった。信用市場の回復に投資家が自信を深め始めた矢先だ った。

年初来で総額5740億ドル(約56兆1000億円)の新規発行と米経 済の悪化、世界の金融機関救済コストの増大などが影響し、メリルリ ンチのUSコーポレート・アンド・ハイ・イールド・マスター指数は 2月に1.9%下落した。2008年11月-09年1月の3カ月間で8.8%上 昇していた。

米証券リーマン・ブラザーズ・ホールディングスが破たんした昨 年9月に比べれば環境は改善したものの、社債スプレッド(国債との 利回り格差)は昨年11月以来のペースで拡大し、07年7月に信用危 機が始まる前の5倍に近い。

フェデレーテッド・インベスターズの債券市場ストラテジスト、 ジョゼフ・バレストリノ氏は「巣ごもりに戻るときだ」として、「外に 明るい光は見えない。これは世界的リセッション(景気後退)だ」と 話した。同氏は米国の長期国債を買い入れる一方で社債投資を手控え るよう勧めている。

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