米メットライフ:社債の含み損が140億ドルに急増-景気後退が影響

米生保最大手メットライフは、保有す る社債の含み損が2008年10-12月(第4四半期)に前期比71%増の 140億ドル(約1兆3600億円)に達したことを明らかにした。リセッ ション(景気後退)に伴い、企業の社債償還や借り換え能力は痛手を被 っている。

実現損失として計上されないこの含み損は、メットライフが米証券 取引委員会(SEC)に提出した2日付の届出書で公表した。昨年9月 末時点では82億2000万ドルだった。

保険会社は、住宅市場低迷に関連する評価損計上で株価が打撃を受 けており、リセッションの影響が社債を発行する企業に広がるなかで損 失が拡大している。バークレイズが先月まとめたリポートによると、社 債のデフォルト(債務不履行)は今年「大幅に」増加すると見込まれ、 生保はサブプライム(信用力の低い個人向け)やオルトA(信用力がサ ブプライムと優良の中間)住宅ローン、商業用不動産ローン関連証券以 外でも損失を被る恐れがある。

メットライフの社債関連損失は、同社が先月公表した債券関連の含 み損213億ドルに含まれていた。ただ先月の発表では、個々の資産分類 の状況は盛り込まれていなかった。

メットライフの株価は2日、前週末比1.95ドル(11%)安の16.51 ドルで終了した。

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