商品のCRB指数:昨年10月以降で最大の下げ-原料需要後退を懸念

商品相場は2日、エネルギーや農産 物先物主導で下げ、昨年10月以降で最大の下落率を示した。世界経済 が年内に回復せず、原料需要がさらに後退するとの懸念が強まったこと が要因。

商品19銘柄で構成するロイター・ジェフリーズCRB指数は同 日、前週末比5.3%下げ、2002年6月以来の低水準となった。下落率 は昨年10月10日以降で最大だった。年初来では13%下げている。3 月2日の原油相場は10%、ヒーティングオイル(暖房油)は9.1%、 粗糖は7.1%、それぞれ下落した。

ドイツ銀行の商品ストラテジスト、ジョエル・クレーン氏(ニュ ーヨーク在勤)は「すべてが商品相場の下落要因になった」と指摘。米 供給管理協会(ISM)の製造業景況指数など需要関連の経済指標が引 き続き低迷していることが商品相場を圧迫しているとの見方を示し、 「株式相場の軟調さが、特に金属にとって非常に重要な材料になる」と 語った。

ISMが2日に発表した2月の製造業景況指数は35.8と、前月 の35.6とほぼ同水準にとどまった。同指数は製造業活動の拡大と縮小 の境目を示す50を13カ月連続で下回った。米ドル指数は06年4月 以来の高水準に上昇。資産家ウォーレン・バフェット氏は、米経済は今 年、「ひどい状況」となり、その状態が恐らく長引くだろうとの見通し を示した。

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