新興市場株が15週間ぶり安値、通貨も安い-メキシコ・ペソ最安値

2日の世界の新興市場株式相場は15週間ぶ りの安値に下落した。欧州連合(EU)首脳会議が東欧支援を拒否したことやア ジア全般の輸出の急減、原油価格が過去7週間で最大の下げを演じたことが背景 にある。

仏ソシエテ・ジェネラルのチェコ部門、コメルチニ銀行は5.6%安。EU首 脳会議はハンガリーが要請した東欧諸国向けの1800億ユーロの融資を拒否した。 半導体メモリーでアジア2位のハイニックス半導体は韓国の輸出が4カ月連続で 減少したのが嫌気され、5.8%安。原油価格がバレル当たり4ドル下落したこと から、ブラジルのブラジル石油公社(ペトロブラス)は4.8%安。新興市場国通貨 も安く、メキシコ・ペソは対ドルで過去最安値。ハンガリー・フォリントの対ユ ーロ相場は過去9週間で最大の下げを記録した。

モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)新興 市場指数はニューヨーク時間午後1時16分(日本時間3日午前3時16分)現在、 前日比4.8%安の475.38と、昨年11月24日以来の安値。業種別の10指数すべ てが下落した。ブラジルのボベスパ指数は4.3%下落し、年初来の上昇が帳消し となった。韓国総合株価指数は4.2%安。アルゼンチンのメルバル指数は7.5%急 落し、途上国23カ国の株価指数で最大の下げとなった。

ピルグリム・アセット・マネジメントの運用担当者、ジェームズ・ビードル 氏は「新興市場の株式相場は下落が続くとしか、説明できない」と述べ、各国政 府は市場の「信頼感の修正で十分な対策を打っていない」と指摘した。

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