米GE:38年以来の減配にも、格下げ懸念消えず-株価は95年来安値

米複合企業ゼネラル・エレクト リック(GE)は、最高格付けの「AAA」を失う危険性に直面してお り、投資家の悲観的な見方に拍車を掛けている。

前週末にGEは1938年以来、71年ぶりに年間配当の減額を発表。 この日の株価は95年以来の安値に下落した。減配を発表したにもかか わらず、格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは格付け を据え置くとは言明していない。

GEの発表を受け、前週末のダウ工業株30種平均とS&P500 種株価指数は12年ぶりの安値に沈んだ。米株式市場の時価総額は 2007年10月以降、10兆4000億ドル消失している。GEは発電所 向けタービンやジェット機エンジン、クレジットカードなど広範にわた り事業を展開しているため、米経済の指標とみられており、格下げを受 けた場合は投資家の信頼感が一段と悪化する恐れがある。GEは1896 年のダウ平均設定当初から唯一残る構成銘柄で、S&P500種の構成 銘柄では時価総額9位。

シティ・ナショナル・アセット・マネジメントの株式ディレクター、 バーバラ・ブルーザー氏は「GEは知名度が非常に高く、個人投資家の 間でも最も広く保有されている銘柄だ」と指摘。株価の下落は「ファン ダメンタルズ(基礎的諸条件)よりも不安心理を反映している」と述べ た。

GEのジェフリー・イメルト最高経営責任者(CEO)が昨年12 月のアナリスト説明会で明らかにしたところによると、機関投資家以外 の投資家は全体の約40%を占めている。

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