【注目株】ソニー、トヨタ、保険、原油、百貨店、ポイント(2)

3日の材料銘柄は以下の通り。

ソニー(6758):3日付の日本経済新聞朝刊によると、同社は 2009年3月期末の必要資金を確保した。クリスマス商戦時の売掛金回 収やCP(コマーシャルペーパー)の発行で3月末の現預金(金融部門 除く)は5000億円規模になるという。ただ前期末の約9500億円から はほぼ半減するため、期初に掲げた1株20円の期末配当(年間では前 期比25円増の50円)を再検討するという。

トヨタ自動車(7203):3日朝のNHKニュースによると、同社 の金融子会社「トヨタファイナンシャルサービス」は、アメリカでの自 動車ローン事業の資金を十分に確保するため、自動車業界で初めて、国 際協力銀行に対し2000億円程度の融資を要請している。

保険:米財務省と米連邦準備理事会(FRB)は2日、経営再建中 の米保険最大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG) に最大300億ドル(約2兆9100億円)の追加資本を注入する計画を発 表した。AIGが同日発表した08年10-12月(第4四半期)の損失 が617億ドルと、米企業として過去最悪の赤字になったためで、FR Bが生命保険会社のアリコやAIAの株式を間接的に保有する。アリコ 日本法人の07年度の保険料収入は国内5位。国内生保との競争条件が 変わり、何らかの影響をおよぼす可能性もある。

原油関連株:2日のニューヨーク原油先物相場は大幅続落。世界の 主要エネルギー消費国でリセッション(景気後退)が深刻化するとの懸 念から、先物4月限は前週末比10%安の40.15ドルで終了した。

百貨店株:主要百貨店は2日、2月の売上高(速報ベース)を発表。 J.フロントリテイリング(3086)傘下の大丸は前年同月比15%減、 松坂屋は同15.5%減だった。紳士・婦人向けとも春物衣料の動きが鈍 く、高額品の不振も続いた。三越伊勢丹ホールディングス(3099)傘 下の伊勢丹は12.7%減。伊勢丹単体の売上高の6割近くを占める新宿 本店は14%のマイナスと、新潟、静岡のグループ店を含む9店舗の中 で最大の減少率だった。

ポイント(2685):第4四半期(08年12月-09年2月)は春物 の動きが良く、売上高や粗利益率が会社側の計画を上回って推移したた め、前期(09年2月期)連結営業利益は前の期比20%増の155億円と なったもよう。従来予想は148億円で、4.7%の上振れ。ただ、有価証 券評価損を特別損失として処理するため、純利益は同5.5%増の79億 円にとどまる。前回予想は83億円。

ソネット・エムスリー(2413):大規模臨床試験向けの支援管理 システムを提供するメビックス(3780)に対し、1株7万円で株式公 開買い付け(TOB)を実施し、完全子会社化したい意向を表明。買付 資金は最大29億円、メビックス側はこのTOBに賛同している。メビ ックス株の2日終値は3万7750円。

積水ハウス(1928):不動産賃貸事業は堅調ながら、販売事業の 低迷持続を見込み、10年1月期の連結売上高は前期比3.6%減の1兆 4600億円、営業利益は47%減の390億円を計画。前期に特別損失を計 上した反動もあり、純利益は65%増の190億円を予想する。

ブリヂストン(5108):国内市販用タイヤの販売体制を前倒しで 再編し、現在の18社の販売会社を5社の広域販売会社に統合する。

マルハニチロホールディングス(1334):投資有価証券の評価損 を計上する関係で、09年3月期の連結純損益は60億円の赤字と、従来 予想の5億円の赤字から損失額が拡大する見通しになった。前期は 6000万円の黒字。

トレンドマイクロ(4704):3日付の日経新聞朝刊によると、同 社の09年1-3月期の連結営業利益は前年同期比28%減の60億円程 度の見込み。為替が想定より円安で推移しているため円換算ベースでの 海外売上高が伸び、減益幅が従来の会社計画より縮小するもようという。

日本空港ビルデング(9706)など空港関連銘柄:国土交通省は2 日、成田国際空港株式会社法の一部を改正する法律案を公表。この中で、 政府以外が議決権の20%以上を取得・保有することを禁止、議決権の 5%以上の保有者となった場合は、遅滞なく保有割合、目的などを国交 相へ届けることを求めている。10年4月1日の施行を目指す。株式売 却に際しては株式市況や航空政策の動向を踏まえながら与党と調整、 10年度以降の予算要求を行うほか、羽田空港ビル会社への資本規制の 必要性について引き続き検討する。

J-POWER(9513):丸紅が運営している風力発電事業会社 3社の株式を取得した。3社は、さらきとまない風力(北海道稚内市・ 資本金3000万円)、ゆやウインド・パワー(山口県長門市・同1000 万円)、南九州ウインド・パワー(鹿児島県南大隈町・同2000万円) で、発電出力は合計4万5350キロワット。Jパワーの出資比率は各 49%、90%、80%。

アルチザネットワークス(6778):移動体通信分野で最新技術に対す る研究開発投資が抑制されたほか、固定通信分野も想定を下回っており、 通期(09年7月期)の単独純損益予想を5200万円の黒字から9000万 円の赤字に見直した。前期実績は3億3000万円の黒字。

松屋(8237):09年2月期末の投資有価証券評価損が17億2500 万円になった。09年2月期決算については現在集計中。

GMB(7214):世界的な景気後退に伴う急激な需要の落ち込みを受 け、同社の今期(09年3月期)業績も減収減益となる見込み。財務基 盤安定化のため内部留保に努めるとして、年間配当予想を従来の35円 から30円に5円引き下げた。

伊藤忠商事(8001):映像配信サービス「ひかりTV」を提供す る株式会社NTTぷららの発行済み株式数の20%を取得し、IPを用 いたテレビ向け映像配信(IPTV)事業に本格参入する。NTTぷら らが実施する総額55億円の第三者割当増資のうち、同社が35億円の 増資を引き受ける予定。

野村不動産レジデンシャル投資法人(3240):千歳船橋や新百合ヶ丘 などの物件取得費用などを拡充するため、三菱東京UFJ銀行、三井住 友銀行、三菱UFJ信託銀行の3行から計22億4000万円を借り入れ た。利率(年率)は1.35833%。有利子負債は従来から3.2%増えて 718億円となった。

日本マクドナルドホールディングス(2702):3日付の日経新聞 朝刊によると、同社は小規模で売り上げが少ない数百店の閉鎖・移転に 乗り出す。09年12月期から5年以内をめどに実施、移転後は大型化や 営業時間の延長を進めて、1店舗当たりの収益力を高めるという。

カプコン(9697):同社の人気ゲームソフト「逆転裁判」を題材 とした宝塚歌劇「『逆転裁判』-蘇る真実-」が好評を得たことに伴い、 同作の続編「逆転裁判2」がことし8月20日から宝塚バウホールで上 演されることになった。9月5日以降は赤坂ACTシアターで東京特別 公演を予定。

メガネトップ(7541):2月の既存店売上高は、主力の「眼鏡市 場」が前年同月比8.3%増、若者向け「alook」が同9.4%減となった。 09年3月通期の既存店売上高の計画値は、眼鏡市場がマイナス0.4%、 alookがマイナス15.6%で、両業態ともに2月までの11カ月間累計値 は上回っているという。

カワチ薬品(2664):2月度(1月16日-2月15日)の既存店 売上高は前年同月比0.8%減だった。

ラディアホールディングス(4723):2日に事業再建計画を公表、 4月15日に待機社員4000人、間接社員500人の合計4500人の人員削 減を実施するとした。

創通(3711):発行済み株式総数の1.18%に相当する500株を上 限に自社株買いを実施する。取得期間は3月3日から5月22日までで、 上限金額は1億2500万円。

シンニッタン(6319):発行済み株式総数の0.38%に相当する10 万株を上限に自社株買いを実施する。取得期間は3月3日から31日ま でで、上限金額は5000万円。

日本アジア投資(8518):2日に明らかになった大量保有報告書 によれば、フィデリティ投信はグループ全体で保有比率を従来の

14.39%から11.35%に減らした。

パシフィックホールディングス(8902):東京証券取引所は2日、 同銘柄を4月1日付で市場1部から2部に指定替えすると発表した。 08年11月決算において、有価証券上場規程に定める債務超過の状態と なったため。

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