日銀のCP買い切りオペが初の札割れ-金利急低下、政策効果浸透

日本銀行が1月から実施しているコ マーシャルペーパー(CP)の買い切りオペで、応札額が通知額を下回 る札割れが初めて発生した。昨年以降の企業金融ひっ迫に対し、日本政 策投資銀行の買い取りも含めた政策効果から発行金利が急低下し、日銀 の設定する買い取り下限利回りを下回る銘柄が増えたためだ。

日銀が2日午後4時10分に発表したCP買い切りオペ3000億円の 入札結果は、応札額が967億円にとどまった。下限利回りに対する全取 り落札利回り格差はゼロ%となり、残存期間が1カ月超から3カ月内の 銘柄が0.4%、1カ月以内の銘柄は0.3%で買い取られたことになる。 平均利回り格差は0.061%。

日銀のCP買い切りは1月30日に始まり、今回が7回目。これま での買い入れ累計額は1兆7312億円で、日銀が設定している総額の上 限3兆円を大きく下回っている。日銀は前月の金融政策決定会合で、同 オペの実施を9月末まで延長することを決めている。

東短リサーチの関弘研究員は、年度末の資金繰り支援としては、日 銀のCP買い取りは目標に達したと指摘。「全体の金利を下げる効果は あった。これ以上の対応は、政府保証を付けて買い取り対象を広げるか どうかというレベルの問題だ」とみる。

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