08年投資銀手数料:バークレイズ健闘、リーマン買収で-野村12位

2008年の投資銀行の手数料収入は 前年比39%減少し530億ドル(約5兆1700億円)となった(07年は 過去最高の870億ドル)。ブルームバーグ・データによれば、最も多 くを稼いだのは米JPモルガン・チェースで、同社は株式引き受けで も1位。債券引き受けでは米シティグループと同率の1位だった。

シティは総合では2位。破たんした米リーマン・ブラザーズ・ホ ールディングスの北米事業を取得した英バークレイズ・キャピタルは 9位と、前年の18位から順位を上げた。旧リーマン部門を合わせ、バ ークレイズは引き受けとM&A(企業の合併・買収)助言で19億 1000万ドルを稼いだ。リーマンの欧州とアジア事業を取得した野村ホ ールディングスは12位。

波乱の08年にはリーマンのほか、ベアー・スターンズとメリルリ ンチが身売りで姿を消し、モルガン・スタンレーとゴールドマン・サ ックス・グループも銀行に転身。投資銀行として残った中堅どころで はラザードとバンク・プリベ・エドモンド・ドゥ・ロスチャイルドが それぞれ16位と19位だった。

手数料収入ではJPモルガンがトップなものの、収益力、融資債 権の質、資本水準などについての8つの基準からブルームバーグが算 出した銀行の体力では、北米でカナダのトロント・ドミニオン銀行と ノバスコシア銀行、欧州でフランスのBNPパリバが上位だった。

体力が最も弱いのは北米ではシティグループ、2番目がバンク・ オブ・アメリカ。欧州ではスイスのUBSが、中核的自己資本(Ti er1)比率以外のすべてのカテゴリーで最下位となっている。

また、シティの自社関連案件を除くと、昨年の投資銀行手数料収 入でゴールドマンがシティを上回った可能性がある。

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