米景気対策:リセッション短期化への寄与度はわずか-NABE(2)

総額7870億ドル(約76兆6600億 円)の米景気対策は「リセッション(景気後退)の期間短縮にわずか な効果」しかもたらさないと大半のエコノミストがみていることが、 全米企業エコノミスト協会(NABE)実施の調査で分かった。

同調査によると、60%強が景気対策は「わずかな」効果しかもた らさないと回答し、約29%が効果はほとんどないか全くないと答えた。 調査は2月3日から17日にかけて、252人を対象に実施した。

また70%は、金融機関から不良資産を引き取るいわゆるバッドバ ンクを米政府が設立するべきだと回答。さらに、ほぼ同じ比率の回答 者が金融機関に金融安定化法に基づく公的資金を注入する際、既存株 主が損失を被ることを条件とすることに好意的だった。

調査に参加した80%は、米政府が完全な国有化抜きに銀行を経営 することは可能と答えた。国有化後にうまく再民営化できるとの回答 者の割合は87%。完全国有化が与信の流れ回復に効果的との回答者は 全体の44%だった。

米連邦準備制度理事会(FRB)について、75%は長期国債の買 い取りを予想。FRB融資の担保として受け取る証券の種類拡大を予 測したのは89%だった。さらに、FRBの現在の対策が米国と世界の 金融システム崩壊予防に「成功もしくは非常に成功している」との回 答は全体の54%を占めたが、家計への融資再開に「効果がない、ある いはほとんどない」との回答者の割合は71%だった。

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