スイス中銀の次期総裁、安定性と信頼感の回復が課題-副総裁が有力

年末に退任するスイス国立銀行(S NB、中央銀行)のロート総裁(62)の後任は、国内銀行システムの 秩序回復が課題だ。

エコノミストらは、フィリップ・ヒルデブラント副総裁(45)を 次期総裁の最有力候補とみているが、スイス・フランの最高値更新に より打撃を受けた国内経済への取り組みが求められる。スイスの2大 銀行、UBSとクレディ・スイス・グループはその評判を大きく落と している上、政策金利がゼロ近くまで引き下げられたことから、金融 政策の余地は狭まっている。ロート総裁は2月27日、今年末に退任す ると発表した。

BNPパリバのエコノミスト(ロンドン在勤)、ユアン・オカラガ ン氏は、次期総裁は「信頼感を取り戻し、金融セクター改革の工程表 を描く必要があるだろう」と話す。同氏はヒルデブラント副総裁が有 力候補だとしている。

SNBは政策金利を0.5%と、欧州先進国中の最低水準に引き下 げている。昨年10月初めからの利下げ幅は計2.25ポイント。

ヒルデブラント副総裁がSNBの政策委員会入りしたのは2003 年。史上最年少でSNB政策委員に就任した。副総裁に就いたのは今 から2年前だ。トロント大学で学び、オックスフォード大学で国際関 係の博士号を取得した。

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