日本の富裕層視点:金融危機は2年以内終息、資産増へ好機-HSBC

「金融危機は2年以内に終息が見込 まれることから、現在の危機状況は資産を増やすチャンス」――。金融 資産1000万円以上の日本のマス富裕層を対象とした調査で、こうした 姿勢が浮かび上がった。

この調査は、ロンドンに本拠を置く金融グループHSBCが2008 年12月、1都3県に住む30-60代の男女929人を対象に実施し、き ょう2日に詳細を公表した。調査によると、現在の金融市場の状況が資 産を増やすチャンスだと考えるマス富裕層は、金融資産1000万円未満 のマス層に比べて2.5倍以上に達した。さらに、金融危機は2年以内 に終わると60%以上が考えているほか、55%が新興国へ関心を持って いることも明らかになった。

金融危機の影響により、資産が減少したと回答したマス富裕層は 67%。ただし、3割以上資産が減少した人の割合については20%以内 にとどまった。米証券リーマン・ブラザーズの破たんから、同調査時点 までの日経平均株価は約3割下落している。

金融危機の教訓として、今後はより積極的に金融市場の情報収集を 行いたいと答えた人の割合は、マス層の34%に対してマス富裕層は 60%と高さが目立つ。また、損失発生時にも顧客へのサポートを怠ら ない金融機関に対して好感を持つようになったマス富裕層は62%で、 マス層の51%を上回った。

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