NIPPO株52週高値、公共事業拡充を期待-追加景気対策を先取り

道路舗装最大手のNIPPOコーポ レーションの株価が続伸し、一時前週末比3.4%高の814円と52週高 値を更新した。政府の追加景気対策に関心が移る中、舗装土木などで実 績を持つ同社が公共事業拡充の恩恵を受けると見られている。

2009年度予算案が、2月27日の衆議院本会議で与党の賛成多数 で可決し、憲法の衆院優越規定で年度内の成立が確定した。景況感悪化 を受け、09年度補正予算をめぐって与野党がメディアなどで議論を戦 わせる中、株式市場でも「公共事業に対する期待感は強い。輸出が伸び ない現状で、内需を拡大するという施策もあり得る」(コスモ証券の清 水三津雄営業サポート部副部長)との声が上がっている。

2月後半以降、建設株の一部や鉄道関連株に投資資金が向かう動き が出ており、NIPPO株も08年10月27日に付けた455円を直近安 値として、過去4カ月間で8割上昇、公共工事で恩恵を受ける銘柄群の 中核的な存在となっている。

実際に受注高も堅調だ。同社が2月10日に公表した第3四半期累 計(2008年4-12月期)決算によると、9カ月累計の受注高は前年同 期比1.5%増の2940億円。期初に掲げた工事受注計画の2980億円も 達成可能なレベルとなった。次期繰越高も前年同期比3.1%減の2404 億円ながら、舗装土木は前年同期を上回る受注があった。

ただ会社側では、「第3四半期(10-12月)に急速に景況感が悪 化した結果、地方自治体や民間企業が発注を抑制しているようだ。現時 点においては受注目標の達成は不透明」(同社企画部IR担当の松永尚 氏)と説明しており、政策発動の有無、規模が今後同社に大きな影響を 与えてくることになる。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE