リーマン元幹部、アジアのディストレスト資産ファンドで資金募る

破たんした米証券会社リーマン・ブ ラザーズ・ホールディングスの元マネジングディレクター、エドウィ ン・ウォン氏は、日本を除くアジアのディストレスト資産に投資する ファンド「SSGキャピタル・マネジメント」(香港)向けで、最大5 億ドル(約490億円)の資金調達を目指している。

SSGキャピタルは同地域の「超」富裕層に資金を募っており、 早ければ4月にも投資を始めたい考え。リーマンのアジア・スペシャ ル・シチュエーションズ部門と日本を除くアジアのクレジット商品チ ームの責任者を務めていたウォン氏は、今回のファンド設定に向けて 元同僚6人を採用した。

ウォン氏は2月27日、「われわれは市場に突進するわけではない」 と語り、「後で、より割安な資産が出回ることになろう」と説明した。

同ファンドは、世界の投資銀行やヘッジファンドがバランスシー ト(貸借対照表)圧縮やアジア地域での事務所閉鎖に伴い、値引き価 格でアジア資産売却を進めることを想定し、資金を調達する。香港に あるリーマンの破たん8部門の暫定清算人であるKPMGは、推定 226億ドルの債務返済に向けて最大200億ドル相当の資産売却を検討 中だ。

ウォン氏によると、SSGキャピタルの投資先は日本以外のアジ アに関するローンや転換社債、債券、不動産のほか、株式も含まれる もようだ。また投資を通じて、企業の再建や債務再編にかかわる公算 もある。

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