【個別銘柄】自動車、金融、アステラ薬、ソニー、パシフィH、小糸製

2日の日本株市場における主な材料 銘柄の午前終値は以下の通り。

輸送用機器株:トヨタ自動車(7203)が先週末比2.5%安の3100 円。ホンダ(7267)やデンソー(6902)も安い。トヨタは2009年度 のトヨタ単体の世界生産台数の目安として620万台を国内外の取引先 メーカーに伝えた。また1日付の日本経済新聞朝刊は、ホンダの09年 世界生産計画が300万台前後になる見通しと報道。クレディ・スイス 証券は、これらの見通しは部品会社の想定を下回る水準と指摘した。

金融株:三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)が5.1%安 の431円など銀行株が軒並み下落。米政府は米銀シティグループの普 通株持ち分を引き上げる方針を表明。先週末のシティ株は希薄化懸念な どから39%安の1.50ドルとなった。米金融株急落が日本にも波及した。

アステラス製薬(4503):4.3%安の3150円。買収を計画してい る米CVセラピューティクスに対して、買収防衛策の差し止めなどを求 める訴訟を米デラウェア州衡平法裁判所に起こしたと2日明らかにした。 2月27日には総額11億ドルでの買収を目指して1株16ドルでCVに 敵対的TOBをかけると発表している。

ソニー(6758):1.4%高の1691円。ハワード・ストリンガー最 高経営責任者(CEO)が社長を兼務し、中鉢良治社長が副会長に就任 すると発表。同時にエレクトロニクス、ゲーム両事業の抜本改革などの 組織再編も行う。日興シティグループ証券では新経営体制が進める構造 改革が成果を上げると想定し、投資判断を「中立」から「買い」へ引き 上げた。

パシフィックホールディングス(8902):値幅制限いっぱいのス トップ安となる12%安の3780円売り気配のまま午前の取引を終えた。 同社は2月27日、08年11月期の有価証券報告書をめぐり、監査法人 トーマツから監査意見を表明しない旨の監査報告書を受領したと発表。 これに伴い、東京証券取引所から監理銘柄の指定を受ける見込みになっ たという。

海運株:商船三井(9104)が4.2%安の485円など大手3社がそろ って下落。TOPIX海運指数の下落率は4.2%で、33業種中2位。モ ルガン・スタンレー証券は大手3社の目標株価を27日付で引き下げた。

西松屋チェーン(7545):11%安の643円。一時636円まで下げ、 52週安値更新した。冬物衣料の販売不振で09年2月期の既存店売上高 は前の期比2.1%減と、計画を1.1ポイント下回った。単体純利益は従 来計画比17%減の45億円にとどまるもよう。野村証券金融経済研究所 では「1(買い)」から「2(中立)」へ格下げ。

大日本スクリーン製造(7735):10%安の122円。一時118円と 52週安値を付けた。09年3月期の連結純損益予想を380億円の赤字に 下方修正した。従来は40億円の赤字を見込んでいた。半導体メーカー の設備投資削減から、半導体製造装置の売り上げが低迷することが響く。

小糸製作所(7276):7.2%高の659円。国内にある自動車用ヘッド ランプを製造する2工場を一時閉鎖すると発表。自動車メーカー各社の 減産を受けた措置で、固定費の削減とともに、他工場の稼働率向上につ なげるのが狙い。日興シティグループ証券ではリストラ策の早期進展期 待を考慮し、投資判断を「中立」から「買い」へ引き上げ。

三越伊勢丹ホールディングス(3099):7.4%安の648円。クレデ ィ・スイス証券が投資判断を「アンダーパフォーム」へ格下げ。同証券 では09年3月期の連結営業利益を前期比63%減、10年3月期を41% 減と予想。来期大幅減益は依然株価に織り込まれていないとしている。

カネカ(4118):10%安の430円。業績予想の引き下げにより、 みずほ証券は投資判断を「買い」から「ホールド」に下げた。

資生堂(4911):4.7%安の1379円。27日に発表した1月の国内 販売会社の売上高は前年同月比5%減(前月は4%減)。消費マインド の冷え込みで、カウンセリング化粧品とセルフ化粧品が前年を下回った。

エプソントヨコム(6708):4.5%高の162円。ゴールドマン・サ ックス証券では、目標株価付近への接近、自社在庫削減を行う1-3月 期が業績の大底などの理由から、投資判断を「売り」から「中立」へ引 き上げた。

博報堂DYホールディングス(2433):8.2%安の3920円。モル ガン・スタンレー証券では投資判断を「イコールウエート」から「アン ダーウエート」に引き下げた。

GMOインターネット(9449):6.3%安の355円。09年12月期 は2けた利益成長ができそうだが株価に織り込まれ、今後のパフォーマ ンスも平均的だろうとしてバークレイズ・キャピタル証券では投資判断 を「イコールウエート」に下げた。

日商エレクトロニクス(9865):ストップ高となる100円高の 616円買い気配のまま午前の取引を終えた。双日(2768)が同社株の TOBを行うことを決めた。TOB価格が1株1000円と、現在の株価 を大きく上回っており、これにさや寄せする展開に。

FDK(6955):4%安の121円。09年3月期の連結営業損益予想を、 従来計画の1億円の黒字から14億円の赤字に修正した。前期は19億 円の黒字。製品販売不振や事業改造に向けた費用などが響く。

CSKホールディングス(9737):3.4%高の181円。取引開始直 後に一時6.9%安の163円と連日で上場来安値を更新したが、午前の取 引終了にかけて浮上した。先週末に夕刊フジで非常事態などと報じられ て株価がストップ安となり、同日夜に「主力取引銀行の協力で財務健全 化に務めている」などのコメントを発表した。

岩崎通信機(6704):6%安の78円。主力の中小型オフィスコミュニ ケーション市場で設備投資抑制が顕著な上、開発投資負担もあり、09 年3月期の連結純損失は従来計画の11億円から23億円と赤字幅が広 がる見通し。前期は10億円の黒字だった。

ファミリマート(8028):2.1%安の3240円。投資有価証券評価損 を計上する必要が発生したため、09年2月期の連結純利益が従来計画 の187億円を下回り、165億円になったもようと発表した。

カブドットコム証券(8703):1.8%高の8万9300円。株式不況 に強い証券会社だとJPモルガン証券が評価し、投資判断「オーバーウ エート」でカバーを開始した。目標株価は12万円。

コナミ(9766):2.9%安の1362円。JPモルガン証券では、来 期の業績モメンタム低下を考慮して投資判断を「ニュートラル」に引き 下げた。

ウイルコ(7831):4.7%安の122円。2日付の朝日新聞朝刊は、 郵便料金の巨額免税事件で、違法なダイレクトメール広告を発注してい た大手家電量販会社(東証1部上場)、大手通販会社(ジャスダック上 場)、健康飲料メーカーの取引には同社が介在したと報じた。

ミクシィ(2121):7.4%安の36万4000円と急落。バークレイ ズ・キャピタル証券では、短期的な業績成長は期待できない状況だとし、 目標株価を52万円から35万円へ引き下げた。

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