日本株は反落、米金融不安で銀行や輸出売り-ディフェンシブも下落

朝方の東京株式相場は反落し、日経 平均株価は200円以上の下げとなっている。米国の金融不安が再燃し ており、三菱UFJフィナンシャル・グループなど銀行株中心に下落。 キヤノンやトヨタ自動車など輸出関連株のほか、電気・ガス株、情報・ 通信株といったディフェンシブ業種も軟調。

立花証券の平野憲一執行役員は、「『2日新甫』は荒れるという相 場ジンクスがあるが、米ダウ工業株30種が7000ポイント割れに迫っ ており、どこで止まるかというリスクが残っている」と話した。

午前9時26分現在の日経平均株価は前週末比220円97銭 (2.9%)安の7347円45銭。TOPIXは同17.94ポイント (2.4%)安の738.77。東証1部市場の騰落状況は値下がり銘柄数 1313、値上がり181。

米政府は27日、政府が保有するシティの優先株の最大250億ドル (約2兆4370億円)相当を普通株に転換すると発表した。これにより、 既存株主の持ち分は74%低下する可能性がある。1株当たりの価値が 下がる懸念から、前週末の米国株市場では金融株に売りが優勢となり、 シティ株は再び1ドル台に落ち込み、39%安の1ドル50セントで取引 を終えていた。

米景気の先行き不透明感も増している。2008年第4四半期(10- 12月)の実質国内総生産(GDP)改定値は、前期比年率6.2%減と、 速報値の3.8%減から大幅に下方修正された。ブルームバーグ・ニュー スがまとめた民間エコノミストの予想中央値5.4%減も下回った。

前週末の米市場は、S&P500種株価指数が1996年12月以来の 安値更新となるなど、主要株価3指数は軒並み下落。この流れを受け、 朝方の東京市場でも金融株や輸出株中心に売られている。東証1部市場 の売買代金上位には、トヨタ自動車、ホンダ、三菱UFJフィナンシャ ル・グループ、ソニーなどが入っている。

アステラ薬が下落、スクリンは安値更新

個別では、買収を計画している米CVセラピューティクスに対し、 買収防衛策の差し止めなどを求める訴訟を米デラウェア州衡平法裁判所 に起こしたと2日発表したアステラス製薬が下落。今期の最終赤字が 380億円に拡大する見通しとなった大日本スクリーン製造は52週安値 を更新した。

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