田中IEA事務局長:原油生産への投資減、景気回復時に供給ひっ迫も

国際エネルギー機関(IEA)の田 中伸男事務局長は27日、リスボンでインタビューに応じ、石油生産への 投資減少で、景気回復時に「供給ひっ迫」が起きる可能性があるとの見 方を示した。

田中事務局長は、懸念されるのは設備投資の減速、取りやめ、縮小 だと指摘した上で、この傾向が続くと需要が回復したときに再び供給ひ っ迫を起こす恐れがあると述べた。

同事務局長は、原油供給がさらに減少し景気が回復した場合、原油 価格が「突然」上昇するかもしれないと懸念を示した。

田中氏は、「経済成長や景気回復が突然、一斉に始まった場合に、生 産枠をさらに削減すると価格の急騰をもたらしかねないことを危惧(き ぐ)する。これは景気回復にとって良いことではない。OPEC(石油 輸出国機構)が世界の市場を注視し、適切な決定を下すことを望む」と 語った。

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