西松屋株が急反落、暖冬で冬物不振-値下げ処分で前期一転営業減益

子供衣料や生活雑貨などを扱う西松 屋チェーンの株価が急反落。個人消費の落ち込みに加え、暖冬の影響で コートなど防寒物が低迷したことなどを理由に、2009年2月期の単体業 績予想を下方修正した。販売不振に伴い値引きを実施したため利益率が 低下しており、収益回復には時間が必要との見方が出た。

株価は午前9時28分現在、前週末比8.3%安の662円。野村証券金 融経済研究所が27日付で、投資判断を「1(買い)」から「2(中立)」 に引き下げたことも、下げを大きくした。

09年2月期の営業利益は前の期比12%減の91億円にとどまったも よう。従来は同2.8%増の106億円を見込んでいた。同社総務部の三浦 俊生部長は「景気後退で全体的に売れ行きが伸び悩んだうえ、冬場の気 温が高かったため、防寒物が売れにくかった」と振り返った。

既存店売上高は前の期比2.1%減と、計画を1.1ポイント下回った。 直近3カ月(08年12月―09年2月)では前年同期比5.2%減、特に年 末商戦に当たる12月は前年同月比6.3%減と大きく落ち込んだ。販売低 迷で秋冬物の在庫が増加したため、値下げロスが予想以上に膨らみ、売 上総利益率が低下した。

十字屋証券投資情報室長の岡本征良氏は、「今回の業績下方修正で、 今後発表される今期(10年2月期)予想が厳しい内容になるとの見方が 広がっている」と指摘する。また、「同社はビジネスモデルの良さから 勝ち組と見られやすいが、既存店売上高が低迷しており、勝ち組に入り きれていない」と話した。

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