関東圏富裕層の67%が金融危機で資産減も影響限定―HSBC調査

英大手金融グループHSBCが2日 に発表した調査結果によると、日本の関東圏で金融資産1000万円以上 を保有する富裕層の約3分の2が金融危機により資産が減少したと回答 した。しかし、30%以上資産が減少した割合は20%以内と限定的だっ た。

調査では、富裕層の67%が今回の金融危機によって資産を減らし たと回答したが、資産が30%以上目減りしたとの回答は20%にとどま った。「ほとんど影響はない」との回答が最も多く、約30%を占めた。

また全体の回答者(金融資産1000万円以上と1000万未満の合 計)の60%以上が、「現在の金融危機の状況は2年以内に終わる」と の見通しを示した。

現在の金融市場の状況は、資産を増やすチャンスと見る割合は、金 融資産1000万円以上の富裕層で39%、1000万円未満の層で15%とな り、富裕層の積極的な投資意欲が示された。

金融危機による資金流出が拡大している新興国への投資に対する関 心では、金融資産1000万円以上の富裕層で55%、1000万未満の層で 37%が「関心がある」と回答。新興国投資への関心を示した回答者の 半数以上(金融資産1000万円以上の富裕層56%、1000万円未満の層 53%)はインド市場に最も関心を示した。その理由として①IT部門 の成長力がある②インド国内の内需拡大が見込める-などを挙げた。

同調査は、HSBCプレミアが2008年12月16日から2日間にわ たり、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県の30代から60代の男女 929人を金融資産1000万円以上と1000万円未満の個人に分けて実施 した。

英HSBCグループの持ち株会社であるHSBCホールディングス はロンドンに本拠地を置く。2008年6月末現在、2兆5470億米ドル の資産を持つ。

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