短期市場:翌日物は横ばい、準預高水準で積み進む-税揚げ日控える

短期金融市場の無担保コール翌日 物は0.10-0.11%前後で横ばいか。前週末の準備預金残高が10兆円 を超えるなど資金が緩めの金融調節が続き、各銀行の準備預金の積み 上げも進んでいる。ただ、この日から4日の税揚げ日まで資金不足が 続くため、一定の資金需要が金利を下支えしそうだ。

前週末2月27日の翌日物の加重平均金利は0.2ベーシスポイン ト(bp)低下の0.109%。朝方は大手銀行や一部信託銀行、地方銀行 の調達で0.08-0.12%から取引が始まった。その後は、大手銀行など 国内勢を中心とした調達が0.08-0.10%で推移したが、取引は引き続 き閑散だった。

2日は国庫短期証券(TB)3カ月物の発行や財政融資資金の回 収などから資金需給は1兆5000億円程度の不足になる。2月28日が 休日だったことで、実質的な月末決済も残っていそうだ。4日には税 揚げなどの要因で3兆-4兆円程度の資金不足が予想されている。

ただ、2月分の積み期間(2月16日-3月15日)は準備預金残 高(除くゆうちょ銀)が9兆-10兆円台の高水準で金融調節されてお り、前半が終った時点の進ちょく率かい離幅はプラス10%超まで拡大。 一日に必要な積立額も3兆8700億円と、平均ペース(4兆9500億 円)を大きく下回っている。

月末を越えてレポは資金運用が強まり、0.12-0.14%程度で推移。 スポットネクスト物の国債買い現先オペが過去最大4兆円で継続され ている影響もある。全店共通担保オペ(期日3月16日)の最低金利は 2bp低下の0.14%になった。一方、TB3カ月物利回りは需給懸念か ら0.27%付近で下げ渋っており、今週の入札が注目される。

準備預金9.9兆円の見込み

午前9時20分の即日実行の定例金融調節が見送られた場合、この 日の当座預金は3000億円減の13兆3000億円程度、準備預金(除く ゆうちょ銀)は7000億円減の9兆9000億円程度になる見込み。短資 会社各社の予想では、即日の金融調節は見送られるとの見方が多い。

準備預金の必要積立額(1日平均)3兆8700億円と積み終了先 4兆9100億円から推計した中立水準は8兆8000億円程度になる。

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