今週の米経済:2月も雇用減少がエスカレート、失業率7.9%に上昇か

エコノミスト予想によれば、今週 発表される2月の米雇用統計で、景気の一段の悪化に伴い雇用が大幅に 減少したことが示されそうだ。

ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト調査(予想中 央値)によると、米労働省が3月6日に発表する2月の非農業部門雇用 者数は前月比65万人減と、1949年以来最大の落ち込みが見込まれて いる。失業率は7.9%に上昇したもようだ。今週はまた、製造業やサー ビス業の一段の低迷を示す統計も発表される見通し。

ゼネラル・モーターズ(GM)やメーシーズなどの米大手企業は、 過去70年で最悪の金融危機による世界的な販売の落ち込みに対応し、 人員解雇を加速させている。オバマ米政権は景気対策により350万人 の雇用の確保・創出を公約しており、米連邦準備制度理事会(FRB) は貸し渋り解消や景気てこ入れのために大規模な資金供給を実施してい るが、バークレイズ・キャピタルのシニアエコノミスト、ジュリア・コ ロナド氏は「底入れの兆しは見当たらない」と話す。同氏は「企業も消 費者も全般的に後ろ向きで、その影響が引き続き米経済全般に広がって いる」と指摘する。

1月の非農業部門雇用者数は前月比59万8000人減で、今回のリ セッション(景気後退)が始まった2007年12月以降の雇用喪失は合 計360万人と、1945年以降の不況時では最大を記録した。1月の失業 率は25年ぶりの高水準の7.6%だったが、2月は一段の悪化が予想さ れている。製造業雇用者数は前月比19万8000人減となる見通し。1 月は20万7000人減と、1982年以来最大だった。

製造業の低迷

ブルームバーグ調査によると、米供給管理協会(ISM)が2日 発表する2月の製造業景況指数は34(予想中央値)と、1月の35.6 から低下する見通し。同指数は50が景気の拡大・縮小の分かれ目とさ れる。4日発表のISM非製造業部門景況指数は41と、前月の42.9 から低下する見通し。

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