オバマ大統領:来年8月末までにイラク駐留米軍の戦闘部隊を撤退

オバマ米大統領は27日、イラク に駐留する約14万2000人の米軍兵力のうち、戦闘部隊を2010年 8月末までに撤退させると表明した。

同大統領はノースカロライナ州の海兵隊基地で演説、「われわれ のイラクにおける戦闘任務は2010年8月末をもって終了する」と明 言した。

オバマ大統領の計画によると、戦闘部隊の撤退後、3万5000人 から5万人の米軍がイラクに残り、イラク治安部隊の訓練や資材調達 に従事。2011年12月末に全米軍がイラクから撤退する。

同大統領は「アフガニスタンやパキスタンでの軍事行動に焦点を 合わせる必要があり、もはやイラクを孤立した問題とみなすことはで きなくなってきた」と指摘。米軍の海外展開の主軸をアルカイダ掃討 のため、アフガニスタンとパキスタンに移す方針を明確にした。

撤退作業の「戦術的変更も」

オバマ大統領はイラクからの完全撤退を確認した上で、「米軍 とイラク市民の安全確保が最優先課題だ」とし、「われわれは撤退行 動を慎重に進め、困難な問題に直面した場合は、戦術的な変更もあり 得る」と述べた。

ゲーツ国防長官はオバマ大統領の演説終了後に記者会見し、戦闘 部隊の撤退時期について、「イラクの国政および地方選挙が終了した あと、撤退期限の到来する10年8月にかけて大規模な引き揚げが集 中する」と説明した。

To contact the editor responsible for this story: Jim Kirk at jkirk12@bloomberg.net.

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