三井生命:親密先から役員受け入れ、250億円削減へ-経営再建策(2)

三井生命保険は27日、変額年金保 険事業からの撤退や、250億円規模のコスト削減を柱とする新経営計画 を発表した。保険販売不振や証券化商品投資の失敗などで悪化した経営 立て直しに向け、親密な住友生命保険や三井住友海上きらめき生命保険 から常勤役員を受け入れる人事も発表した。

保証コストなどで収益悪化要因となった変額年金の新規取り扱いは 4月から休止する。一方、2009年度から3年間で固定費削減などを進 め、役員報酬を含めた人件費を圧縮。社員賞与カットも組合に提示中と いう。4月1日付で住友生命の井上恵介専務(59)が副社長執行役員に、 きらめき生命の畠山道雄副社長(59)が専務執行役員として着任する。

同日、会見した山本幸央次期社長は再建計画の最終年度(12年3月 末)の目標として「基礎利益550億円、ソルベンシー・マージン800%」 の達成を掲げた。04年4月の株式会社化以降、早期実現を目指していた 株式の上場については「引き続き重要課題だが、まず足元を固めたい」と し、経営再建中は難しいとの認識を示した。

変額年金は運用成績により受取額が変わるが、運用が悪くても保険 会社が最低保証を穴埋めする仕組み。最低保証として08年4-12月期 で責任準備金を430億円積み増した。金融危機により保有する有価証券 の価格下落などもあり4-12月期の純損失は1060億円に膨らんだ。

三井生命は財務基盤を強化するため、昨年末に三井住友銀行、住友 生命、三井住友海上火災保険を割当先として総額600億円の増資を実施。 1月には西村博社長(66)の後任に山本常務(55)が、4月1日付で昇 格するトップ人事も発表している。

-- 共同取材:谷口 崇子、山崎 朝子  Editor:Kazu Hirano,

Takashi Ueno

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