韓国ウォン、対ドルで11年ぶり安値-輸出減で対外債務めぐる懸念

アジア時間27日午後の外国為替市 場で韓国ウォンは下落。輸出減少に伴ってドル資金の調達力が低下し、 国内の銀行や企業による対外債務の返済が困難になるとの懸念から、 対ドルで11年ぶりの安値に達している。

韓国ウォンの対ドル相場は年初来騰落率がマイナス18%超と、ア ジア主要10通貨で最低。韓国政府は、外国からの投資を促し、ドル 資金の流入を増やすため、海外投資家が保有する韓国の債券の利息を 対象に免税措置を取る方針だ。同国の1月の経常収支は4カ月ぶりの 赤字だった。

ステート・ストリート・グローバル・マーケッツ(香港)の通貨 ストラテジスト、ドワイフォー・エバンス氏は「韓国政府はあらゆる 手を尽くしている。賢明な対応だが、今後数カ月にわたり外貨の流動 性に支障が生じる可能性があるという市場の懸念は和らいでいない」 と指摘した。

ソウル・マネー・ブローカレッジ・サービシズによると、ソウル時 間午後2時39分(日本時間同じ)現在、ウォンは前日比1.5%安の1 ドル=1540.70ウォン。一時1544ウォンと、1998年3月以来の安値に 達した。昨年1年間の下落率は26%。2月これまでの騰落率はマイナ ス9%で、月間ベースで2カ月連続の下落となっている。

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