ロンドン市庁舎の入った建物向けローンでデフォルト-危機深刻

世界的な金融危機がロンドンのジ ョンソン市長の軒先までやってきた。

ロンドン市庁舎はテムズ川沿いのガラス張りで卵型の建物に入 っているが、この不動産向けのローンがデフォルト(債務不履行)と なった。同建物は不動産開発会社モア・ロンドンがロンドン橋近くに 所有する13エーカー(約1万5910坪)の開発地の一角を占める。

26日に巨額の赤字決算を発表した英銀ロイヤル・バンク・オブ・ スコットランド・グループ(RBS)が、この建物と同開発地にある 他の3つの不動産に対するローン6億7000万ポンド相当を証券化し た。ジョンソン市長のスポークスマンは市庁舎が立ち退きを迫られる 恐れはないと語ったが、市長が同ローンに関してコメントすることは ないと説明した。

25日に発表された資料によると、デフォルトに陥ったのは今年1 月で、ローンの対象となる不動産の価値が7億5400万ポンドと、2006 年10月時点の価値を21%下回った。ロンドンの調査会社インベスト メント・プロパティー・データバンクによれば、このようなデフォル トは増加傾向にある。英商業用不動産の価値はピークを付けた07年 半ばから37%減少したという。

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