米大統領の財政赤字削減計画、成長見通しが楽観的過ぎる公算も

オバマ米大統領が表明した財政 赤字の削減計画は、向こう数年間について楽観的過ぎる経済成長率 見通しに基づいている可能性がある。

オバマ大統領が26日公表した2010会計年度の3兆5500億ド ルの歳出計画は、雇用と需要の回復を狙い今月成立した総額7870億 ドル規模の景気対策法の効果により、来年の成長率が3.2%になる との見通しを織り込んでいる。

これは、景気対策法成立前に米議会予算局(CBO)が示した

1.5%の見通しの倍以上で、米民間調査会社ブルー・チップ・エコノ ミック・インディケーターズのアナリストが予想した2.1%をも上 回る。しかも、こうした見通しでさえ過度に楽観的な公算もある。

米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長は今週、米 国は「深刻」な景気後退に苦しめられているとの認識を示した。27 日に発表される08年10-12月(第4四半期)の米実質GDP(国 内総生産)改定値は、速報値より一段と大幅なマイナス成長となっ たことを示すもようだ。

米シンクタンク、経済開発委員会(CED)のシニアバイスプ レジデント、ジョセフ・ミナリク氏は、「予算案で歴然としている中 心的なリスクの1つは経済見通しだ」と指摘、予算案は「景気回復 ペースが速まる」ことを前提としていると述べた。同氏はクリント ン政権下で米行政管理予算局(OMB)の幹部を務めた経歴を持つ。

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