【今日のチャート】金と拳銃とスパム-消費者信頼感の「奇妙な」指標

米投資銀行のループ・キャピタル・ マーケッツによると、拳銃と金、米ホーメル・フーズ製の豚ひき肉の缶 詰「スパム」が急激に低迷した消費者信頼感の「奇妙な指標」になって いる。

クリス・マイアー氏(シカゴ在勤)率いるアナリストらは26日付文 書で「地下室にスパムと売買可能な金を保管する米国人が増えている。 武器と一緒にカーテンの陰に隠している。ホーメルのスパム製造工場は 需要に対応するため週末も操業している」と指摘する。

今日のチャートは、過去1年間の金相場(オレンジ色の線)、銃器メ ーカーの米スターム・ルーガー(緑色の線)の株式と、スパムを製造す るホーメルの株式(黄色の線)のリターン(投資収益率)と、S&P500 種株価指数の推移(赤色の線)を示す。今月、集計が開始された1967 年以来の最低水準まで低下した米国の消費者信頼感指数も示している。

ソラリス・アセット・マネジメント(ニューヨーク)で20億ドル(約 2000億円)相当の運用に携わるティム・グリスキー最高投資責任者(C IO)は「世界の終わりが来ると考えており無政府状態にあるのなら、 人々は核シェルターに武器やスパムを貯蔵するだろう」と述べ、「消費者 信頼感や市場への信頼が失われている時に最も人気があるのは金だ」と の見方を示した。

メリマン・カーハン・フォードのアナリスト、エリック・ウォルド 氏によると、スターム・ルーガーの2008年10-12月(第4四半期)の 収入は72%急増し、同業の米スミス・アンド・ウェッソン・ホールディ ングの売上高も増加している。

ウォルド氏によると、オバマ米大統領就任前の昨年10-12月に収入 が増加したのは、新政権下で銃規制が強化されるとの見方も背景にあっ た。同氏は「リセッション(景気後退)の時期には安全意識が高まり、 不法侵入への懸念が強まる。拳銃の売上高が増加しているのはそのため だ」としている。

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